環境
環境マネジメント
- 方針・基本的な考え方
- 推進体制
当社は、サステナブルな経営に向けて、環境課題への対応を重要な課題と認識しております。持続的な成長と企業価値向上のため、当社のコーポレート・ガバナンス体制による適正な監督・監査を機能することで、より効果的な環境課題への取り組みを進めています。
取締役社長が委員長を務め、取締役、執行役員、常勤監査役、部長、内部監査室長及びリスク・コンプライアンス統括室で構成されているリスクマネジメント委員会において、原則として半期に 1 回以上経営会議に附随して、気候変動に関連するリスクと機会についての対応状況の確認、対応策の策定、取り組み内容の検証を行い、取締役会に報告を行う予定です。取締役会は最高意思決定機関として、リスクマネジメント委員会の提言について審議、決議を行うとともに、執行状況の監督を行い、経営の持続性と事業の強靭性を確保してまいります。
また、代表取締役社長執行役員は、取締役会の最高責任者、さらにはリスクマネジメント委員会委員長として、経営会議における環境課題の審議や決定に関しての責任者を担っております。 - リスク管理
当社は、取締役会及び経営会議でのリスク管理に努めるとともに、リスクに対する共通認識を深めるためリスクマネジメント委員会を原則として半期に 1 回経営会議に附随して開催し、リスクの把握及び検討並びに対策を決定します。また、リスク管理体制を強化するため、事業計画の策定、予算統制、リスクマネジメント規定及び行動規範を含む諸規定に基づく業務運営と、内部監査体制の強化による内部統制の充実に取り組んでいます。
環境課題に関連するリスクの選別・管理・評価については、以下のリスク管理プロセスに従って、リスクマネジメント委員会にて全社的なリスクマネジメントと統合の上、詳細に検討を行い、経営において重要なリスクと機会を抽出し、対応策を決定、最終的に取締役会へ報告を行います。 - 重要KPI
環境効率の管理に用いる指標として、売上高当たり CO2 排出量(Scope1、2)を採用し、計画的に削減を進めてまいります。
2022/11期実績:0.0412(t-CO2/売上高(百万円))
2023/11期実績:0.0475(t-CO2/売上高(百万円))
脱炭素社会の実現
気候変動
- 方針・基本的な考え方
気候変動による自然環境と経済活動への影響を軽減するため、温室効果ガス排出量の把握と削減に取り組みます。また、脱炭素社会への移行や気候変動による負の影響の軽減に貢献する活動を推進し、気候変動の緩和と適応に努めます。
- ネクステージ -
事業活動で排出される温室効果ガスの排出量の把握と削減に取り組みます。そのために、エネルギーの効率的な使用を推進するとともに、再生可能エネルギーの利用など、温室効果ガスの排出量削減に向けた取り組みを推進します。- サプライチェーン -
サプライチェーンから排出される温室効果ガスの排出量を把握し、協働して温室効果ガス削減に向けた取り組みを推進してまいります。- お客様 -
お客様とのコミュニケーションを通して定期的な車のメンテナンスを推奨し、車が製造されてから廃棄されるまでの期間を延ばすことで、自動車に係るトータルの温室効果ガスの削減ができると考えています。より多くのお客様との取引を拡大することで、削減効果を高めていきます。 - TCFDに基づく開示
- 取り組み
《環境負荷に配慮した店舗づくり》
《太陽光パネルの導入》
店舗の屋根上に、PPA(電力販売契約)モデルによる太陽光発電装置を導入しています。
発電された再生可能エネルギーを当社が購入し、店舗運営に必要な電力として活用することで、温室効果ガスの排出を削減してまいります。導入店舗 ネクステージ土岐多治見店
ネクステージ岐阜21号バイパス店
ネクステージ津店
ネクステージ松阪店発電量想定 約348,000kWh /年 CO2削減量想定 約153t-CO2 /年 《EVの取り扱い拡大》
2023年2月より、新たに中国のEVメーカーBYD AUTO Japanとディーラー契約を締結し、EVの販売を拡大いたしました。
また、ネクステージでは輸入車ディーラー事業において、EV・PHEVの販売を促進しています。EV・PHEVの普及を進めることで、車の走行時における温室効果ガスの削減に貢献してまいります。EV-PHEV販売実績(台数/受注ベース) 2022/11期 新車 EV85台、PHEV103台 中古車 EV16台、PHEV49台 2023/11期 新車 EV146台、PHEV69台 中古車 EV14台、PHEV60台 《定期的な車のメンテナンスの促進》
お客様とのコミュニケーションを通して定期的な車のメンテナンスを推奨しています。適切なメンテナンスの実施により、車が製造されてから廃棄されるまでの期間を延ばすことで温室効果ガスの削減につながると考えています。
(出典)論文『A generalized framework for analyzing car lifetime effects on stock, flow, and carbon footprint』(著者:九州大学・主幹教授 加河茂美、大分大学・講師 中本裕哉)を参考に、自動車の物理的寿命(製造から廃棄まで)を1年延ばしたと仮定した場合の、日本国内におけるCO2削減効果を算定しました。
循環経済への貢献
循環経済
- 方針・基本的な考え方
事業活動と資源循環を両立することで、持続可能な自然環境と経済活動の実現に繋がると考えています。限りある資源を有効活用し、環境負荷の低減に努めます。
- ネクステージ -
ネクステージが手がける中古車ビジネス(車のリユース・適切な自動車整備による長寿命化)を通して、車が製造されてから廃棄されるまでの期間を延ばし、資源の有効活用に貢献しています。- サプライチェーン -
ネクステージの事業活動で発生する廃棄物を、お取引先様を通じてリサイクルを推進するなど、サプライチェーンと協働により廃棄物の削減に取り組んでまいります。- お客様 -
お客様とのコミュニケーションを通して車のリユース・定期的な車のメンテナンスを推奨し、車が製造されてから廃棄されるまでの期間を延ばす取り組みを推進しています。また、お客様から下取・買取で入庫した車を適切に取り扱うことで、お客様とともにリユース・リサイクルを推進してまいります。 - 目標
ネクステージは、Scope1 と Scope2 を 2050 年までに0にすることを目標に、削減に向けた取り組みを進めてまいります。
- 取り組み
《中古車販売事業を通したCO2削減への貢献》
ネクステージが手がける中古車ビジネスは、地球規模の課題である温室効果ガス削減にも大いに貢献しています。新車乗り換えに比べて、中古車は温室効果ガスであるCO2の排出量をトータルで抑えることができます(下図参照)。ネクステージは中古車への乗り換えを促進することで、環境負荷の低減に貢献しています。
中古車への乗り換えによるCO2削減(新車・中古車比較)
以下の図は、お客様が車を乗り換えられる時、新車と中古車で10年間でどの程度のCO2が排出されるのか、イメージを作成したものです。出典:「経済産業省 資源エネルギー庁 平成29年度石油産業体制等調査研究(我が国の自動車部門におけるエネルギー供給構造等の在り方に関する調査)調査報告書2018年3月30日」掲載のデータを参考に、CO2排出量の推計値を算定。
本算定は、自動車のLife-Cycle AssessmentのCO2排出量イメージを可視化するために行ったものです。
廃棄物
- 方針・基本的な考え方
限りある資源を有効活用し、大量生産・大量廃棄から脱却し、持続可能な生産および消費行動へ移行することに努めます。また、廃棄物のリサイクルを推進してまいります。
- ネクステージ -
事業活動を通じて発生する廃棄物を、サプライチェーンと協働し、再生可能な資源に関してはリサイクルにより再利用する取り組みを推進しています。また、再生材を活用した製品を積極的に導入することで省資源化へ貢献してまいります。- サプライチェーン -
ネクステージの事業活動で発生する廃棄物を、サプライチェーンを通じてリサイクルを推進するなど、サプライチェーンと協働により廃棄物の削減に取り組んでまいります。- お客様 -
お客様とのコミュニケーションを通して定期的な車のメンテナンスを推奨し、車が製造されてから廃棄されるまでの期間を延ばすことで取り組みを推進しています。また、お客様から下取・買取で入庫した車をリユースなど適切に取り扱うことで、お客様とともにリユース・リサイクルを推進してまいります。 - 取り組み
《サプライチェーンとの協働による廃棄物リサイクル》
自然との共生
森林
- 方針・基本的な考え方
生態系の保護や経済活動において、重要な資源である森林を保護するため、森林破壊を防止や、環境に配慮した木材の活用に努めます。
- ネクステージ -
事業活動を通じて森林破壊を引き起こさず、地球上の資源維持に貢献できるよう取り組んでまいります。- サプライチェーン -
サプライチェーンによる森林への影響を把握し、協働して森林への負荷低減に向けた取り組みを推進します。- お客様 -
車の販売や買取契約書、保険証券の電子化により、紙の使用量削減に貢献することで、森林保護につなげてまいります。また、お客様とのコミュニケーションを通して森林保護を模索してまいります。 - 取り組み
《建築資材の調達》
ネクステージ店舗の建材には森林破壊につながる木材は使用しておりません。
《紙使用量の削減》
これまで紙面で行っていた各種手続きや契約書類の電子化や、デジタルプライスボードの導入等により、紙の使用量の削減に取り組んでいます。
① 販売・買取契約書の電子化
② 自動車保険のペーパーレス手続き
③ 自動車保険証券のWEB化
④ デジタルプライスボードの導入
水資源
- 方針・基本的な考え方
生態系や経済活動にとって不可欠な水資源を、使用量の削減および効率的な活用を進めることで、保全に努めます。
- ネクステージ -
事業活動を通じて使用する水使用量を把握しています。その上で、水の使用量削減に向けて節水装置を導入するなど、水資源の効率的な活用を進めてまいります。- サプライチェーン -
サプライチェーンによる水資源の使用量を把握し、協働して自然環境への負荷低減に向けた取り組みを推進します。- お客様 -
お客様とのコミュニケーションを通して水資源の保護を模索していきます。 - 取り組み
《節水装置の導入》
2022年8月より各店舗に節水装置の導入を進めており、主に洗車のときに使用する水の使用量削減に取り組んでいます。
《カーコーティングの推進》
お客様とのコミュニケーションを通して、カーコーティングの施工を推進しています。これによって車をよりきれいな状態に保つことができ、洗車にかかる時間を短縮することが可能と考えてます。結果として水使用量の削減につなげています。
生物多様性
- 方針・基本的な考え方
企業の社会的責任の一環として、生物多様性の保全に向けた行動を推進の保護に取り組み、環境への負荷低減を推進してまいります。
- ネクステージ -
事業活動を通じて生態系に影響を与える可能性があることを認識し、店舗開発の際、出店エリアにおける生態系の影響を考慮して候補地を決定するなど、生態系の保護に努めます。- サプライチェーン -
サプライチェーンによる生物多様性への影響、を把握し、協働して生態系への負荷低減に向けた取り組みを推進します。- お客様 -
お客様とのコミュニケーションを通して生態系の保護を模索していきます。